

Lina Nagaya
Founder

Lina Nagayaは、ニューヨークを拠点に活動するプライベートシェフです。健康を意識する方々へ、ひとりひとりのライフスタイルに寄り添った滋養豊かで心を満たす食事を提供しながら、将来的には終末期がん患者とそのご家族を支える食のサービスを立ち上げることを目指しています。栄養学の知識と、日本の伝統料理の技術を融合させ、身体だけでなく心も癒す特別な食体験を届けています。
その原点となったのは、父のがん闘病をそばで見守った経験でした。抗がん剤治療の副作用で味覚や食欲を失い、味気ない病院食に心を沈ませる父の姿を目の当たりにし、リナはどうすることもできない無力さを痛感しました。残された時間、父は思い出の詰まった家庭の味やお気に入りのレストランの料理を楽しむことを選びました。それは、ただ好きなものを食べるというだけでなく、絶望に抗い、自分の尊厳を保ち、小さな喜びを噛みしめる「最後の希望」でもあったのです。この体験は、リナの心に深く刻まれ、「食」が持つ計り知れない力に気づかせてくれました。言葉では伝えきれない想いや記憶、温もりを、人と人をつなぐものとして食が担う役割の大きさに気づいたのです。
その想いを胸に、リナは現在、プライベートシェフとしての活動を続けながら、健康的で心を支える食事を家庭で楽しみたいご家族や、食事制限があっても豊かに食卓を囲みたい方々のために、栄養と美味しさのバランスを考えたメニューを提供しています。
また、将来的には「GOTZO」というプロジェクトを通じて、終末期医療を受ける方やそのご家族に、人生の大切な瞬間をともにする食事の時間を届けることを目指しています。どんな状況の中でも、食卓に温もりと喜び、そして「いつも通り」のひとときを取り戻せるように。
リナにとって料理は、愛情のかたちです。 食を通して誰かの心を少しでも軽くし、小さな幸せを感じてもらえるような、そんな特別なひと皿をお届けしたいと願っています。もしご自身や大切な方のために、思いやりのこもった食事を求めていらっしゃる方がいれば、どうぞお気軽にお問い合わせください。リナの食卓に、あなたをお迎えできることを心から楽しみにしています。
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